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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第17章 日進月歩


住宅地といえば、住宅地だけど、煩くなくて少し歩いたところに大きな畑がある。逆方向に10分ほど進めばコンビニや有名なブティック、大きな道路。

バイクの騒音も聞こえないし、田舎の側面と都会の側面を持ちあわせた素晴らしい立地。小さな住宅地だが、比較的に一件一件が大きい。だけど、住んでいる人はご年配の夫婦の方や、優しそうな奥さま・旦那さまばかりだ。挨拶回りにいって顔見知りになったけど、駐車場には外車が何台も停まってあるお家ばかりなのに、誰も威張っていない。

「住みやすそうでよかった。」


「そうだな。あの畑は、あんたの家の隣のおばあちゃんの畑だからなぁ。暇があれば、どうせ紫音達連れていくんだろう?」

「勿論。お話して、ちょっとお手伝いでもするわ。

周りのお家のお子さんはみんな、もう大きいから同年代の子は居ないけどー・・それもそれで良いわよね。私達と年の近い夫婦の人がいたら、少し気を使っちゃう。」


「だな。だけど、よっぽどじゃない限り、この一角には手出せないだろ。高かったし。」

「そりゃぁねぇ?」

ブランドだけで高いと思ったのよね?じゃあー・・格段違いに大きいこの家自体、いくらだったのよ?なんてことは聞かなかった。教えてくれないだろうし。


庭に出て、お花に水をやろうとした時、

インターホンが鳴るー・・。

「はぁーい。」



「あけて~」


とカメラに向かい手を振っているのは
ーー・・シャキーラとマセラ、そしてハンソン。


ーー・・あと、何故かあの三人組。

響と遥と蓮。


確かにパーティーに誘ったけど、一緒に来たの?!えいご喋れるの?!



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