この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第3章 寂しがりやの法則


「ありがとう。光、明日気を付けろよ」

「うん。」


「遥も、明後日たぶん打ち合わせ一緒だから。」
「まじで?了解~」

「さぁ、今日はしっかり寝ろよ。明日電話する。」


明日・・?あぁ、何か誘われてたっけ。


「分かった。おやすみ。」
「おやすみ~」

ドアが閉められたのを確認してからコンビニでUターンをする。次は土地的に遥君だ。


「冷たいね~」

「そうかな」


「うん。だって、どうせ今日は泊まりにくる予定だったんでしょ?あいつのあのスネ具合を見る限り。」

「私は"来て良い"って言った訳じゃないよ。
あの子が半ば強制的に・・。」

「断ればいいじゃん?
思わせ振りは可哀想だろ~。」


「断れない性格やねんもん。仕方無い。
それなら、遥君が蓮に諦める様言って。」

「あ、好かれてるっていう自覚はあんの?」
「まぁ、一応。嫌われてはないでしょう。」

「それは・・そうだな。」

信号が私たちで丁度赤になった。それを良い事に急いで煙草を口に持っていく。

窓からの空気は雨上がりなのに、すっきりしていてどこか肌寒い。



「なんで興味ないの?」

私につられたのか、遥くんも煙草を吸いながら、そんな事を聞いてきた。

なんで興味がないのかー・・。


「別に興味ない訳じゃない。
ただ、相手が誰でも"彼氏彼女"っていうのが苦手。

だからアプローチされても
どうしたらいいか分からへんっていうか・・」


あの子はアプローチとかしないから!って言ってたけど・・私から見れば充分過ぎるくらいだ。

普段どんだけ肉食系男子なんだろう。


「彼氏ほしいとか思わないの?
相手が芸能人だったらいいな~とか。」

「それは無いね。芸能人とか表世界の人とは付き合いたくない。ー・・もっと言ったら誰とも付き合いたくない。」

「なんだよそれ」


「今は仕事が楽しいし。
彼氏が出来ても、心身的にサポートできるかは分からへんもん。私のせいで婚期逃されたりしても困るしね」


「薄情な女だな~。」


「そう?まぁ・・仕事が上手くいかなくなって
友達とも揉めたりしたら彼氏ほしくなるかも。

芸能人と付き合いたい、とは思った事ないけどね。」



「変わってるよな~小百合。なぁ、光?」

「ーー・・。」



「ーーー・・寝てるし。」
/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ