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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第3章 寂しがりやの法則
「あ~疲れた。」
まだ濡れている髪の毛なんて気にせずに、太陽の香りがするベッドへ滑り込んだ。
柳沢は横で、携帯をいじっている。
チラッと画面を見てみたー・・。ツイッターかな?
文字は英語やラテン語が多いイメージだった。パッと見だから確実にはわからないけれど、仕事用だろう。
そういえば、この子は英語をしゃべれるのか。
蓮にあんな事を言ってたのを見る限りー・・。
「明日、何時の飛行機?」
「朝10時。」
「空港まで送っていこうか?」
「本当?助かるわ。」
てか、電車で行く様な性格にも見えない。
あ、ここら辺になったらタクシー移動か。
「それよりさ」
「ん?」
「蓮としたの?」
「何を?」
不意に、蓮の名前が出て、振り返る。
「セックス。」
「したよ。」
男と女が一緒に寝て・・何も無い訳がない。
「ふーん。好き?ゲーノージン。」
「嫌い。」
「嫌いなの?」
「うそ、嫌いじゃない。
でも関わる気なんて更々無かったし、今も無い。
蓮とは・・まぁこんな感じになったから話は別だけど。」
「俺がサッカー選手とかアイドルとか連れてきて
合コンするけど、来る?って行ったら?」
「行かない。表世界の人間とは関わりたくない。」
所詮私はグレーな世界に住んでる女なんだから。
「蓮は、友達。色々な意味の。
ーー・・で、友達の友達が、貴方達。」
だから、今、こうなっている。
「決して自分からこういうのを望んで
アクション仕掛けた訳じゃない。」
「強情だな。」
「何が?」
「性格だよ。あんた、強情。」
「何とでも言ってください。」
「強情な女は、大概マゾなんだよ」
「さぁね?蓮だけ知ってればいい。」
寝ようと思い、目を瞑った時、
不意に首もとを捕まれ、引き寄せられた。
「ー・・っ。なに?!」
「俺、強気な女、だいっきらい。」
そう吐き捨てられ、強引に唇を塞がれ舌がねじ込まれる。