この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第4章 類は友を呼ぶ

そして、シャキーラは再び自分の恋愛話に華を咲かせた。
黙って聞いてあげるのが私の役目でもある。


「彼ったら、私よりお金が大事なんですって。大きい取引があるからって良いムードのときにお堅い背広なんか着て行っちゃったんだから」

「はは。それは面白い話だわ」

「ぜんぜん面白くないわよ!それならコールガールでも呼べって感じ」
「でも、彼が仕事をがんばっているから、あなたは美味しいディナーや綺麗なドレスをプレゼントしてもらえてたのよ?」


「そうだけどー・・うぅん。まぁね。貴方が正しいわ。
だけど私には合わない!あんな男ー・・。誰とも出会いそうにないし、結構長い間シングルで居たりしてね」

「彼氏ほしい?」


「変なのなら要らないわ。紳士な人がいい」
「あーチャリティ大好きの英国紳士?」

「はは、シャラップ!」


軽くグラスで頭をたたかれる。スキンシップの内だけど、こんなの。
思いっきり身内の笑い話を出来るのは気が楽でうれしい。お互い誘い合ってパーティーに出席したりすることは何度かあったけど、やっぱ気を使うからここまでの気軽さは無いのだ。


「あー、ちょっとお手洗い行ってくるわ。
ヘイ、セクシーバーテンダーさん。ウォッカのストレートをお願い」

「かしこまりました。」

「酔ってきたのにウォッカのストレートって・・。さすがシャキーラ」

上機嫌でトイレに向かう彼女の後姿を見て、バーテンダーの彼と少し笑った。話によるとフランス出身らしい。今はこちらの学校に通いながらバーテンダーとして仕事をしているとの事。-・・外国人なのにこんな高級なラウンジで雇ってもらってるのだから、よっぽど人間的にすばらしい人間なんだろう。

彼の青い綺麗な瞳を見ながら、モノ思いにふけていたとき、
シャキーラが座っていたイスとは反対側に、男の人が座ったのに気がついた。


「あ・・・。」


「やぁ」

満面の笑みで、ウインクをしてくる白人のこの男性は、ソファー席に座っていた4人組みの内の1人だ。


「ピアノと歌声、最高だったよ。
そしてー・・君のそのスタイルもね」

「ありがとう。」


「お友達、面白いんだね」

「そうでしょ。シャキーラっていうの。凄く面白くて良い子だわ」


「話の内容、あっちまで聞こえていたよ。」
「うそ?それはたまげた」
/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ