この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フライングバタフライ
第7章 捕らわれた蝶 【性描写有】
「カサイさん・・・っ、なんで!?」

それは変わり果てたカサイの姿だった。
衣服を剥ぎ取られ下着一枚の状態で、身体中はアザだらけになり、顔面の何度も殴られたのか血塗れになっている。

「あ・・・う、ユミちゃ・・・ん。」
呻き声に混じりにながらカサイはユミの名を呼んだ。

「カサイさん・・・、いや・・・どうして・・・。」

その背後にはサメジマの姿があり、乱暴にカサイの背中を蹴り倒すとカサイは力なく床に倒れこんだ。

「残念だったのう、小娘。」

部屋にぞろぞろ入ってきた若い衆の一人に縄を解かせると、ゴンドウは固まった体を解くようにブラブラと動かした。

カサイの無残な姿を見て絶望するユミにゴンドウはさらに続ける。

「お前が演技していたことは分かっていた。セクサのことを探っていたこともな。」

ユミの瞳から涙が溢れていく。慌ててカサイに駆け寄るユミを見下ろしゴンドウはなおも。

「誰かに依頼されたことは間違いない、ワシはお前のことを調べ上げ、この刑事の存在を知った。」

「ワシらのことを探る邪魔なこいつを誘き寄せるため、お前の携帯で写真を送ってやったのだ。」

(あたしのせいで・・・カサイさんが・・・。)

ユミは必死でカサイを揺り動かすが、カサイは呻き声を上げるだけだった。

「お前はワシが言った誰もいない、という偽情報を鵜呑みにし作戦を決行した。・・・一度は捕まえたワシの罠に嵌り今、絶望の淵に立っているわけだ。」

「形勢逆転、だな。」
/87ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ