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ふしだらで曖昧
第2章 無知な思考
また、身体が熱くなるのを感じた。
腰の辺りからじわじわと、熱くなる。

既に父の指は、女の愛液で、びちょびちょに濡れていた。


「良く濡れてるな
 修治に薬でも盛られたか?」


ーー薬…?


ぼーっとする思考を無理矢理働かせて、女は思考を巡らせた。

そう言えばさっき、寝る前にも身体が熱くなって…。確か、コーヒーを飲んだ後だった様な…。


「んひっ!あ、あぐっ…
 らめ、パパ…っ、いっひゃう…!」


女の股が小刻みに震え出した。
声が出ない様に、手で口を覆っても、強すぎる快楽に、次第に我慢も出来なくなっていた。

父の手の動きが早くなった。
女はもがく様に足をバタバタと動かす。


「らめ、らめええ!もぅ…っ
 あひゃあぁああ…!」


女の歓喜の声が、部屋中に木霊した。
女が絶頂を迎えた後も、父は変わらず女の胎内を指でかき回し続けた。


「ああ!らめ、イってる
 イってるのおお!あひいぃん…!」


女は声を抑えるのも忘れて、父から与えられる快感に悦んだ。


「茉莉、お前は本当に感じやすいな」


女の愛液で濡れて指をゆっくりと引き抜いた。
女は肩で乱れた呼吸を続ける。

スカートだけでなく、シーツにまで、染みを作ってしまった。
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