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ふしだらで曖昧
第3章 淡い願い
「あひっ!あぁあ…っ!
 らめえ、外、なのにぃい…!」


ローターの刺激に悶えながら、女は必死に耐えた。
そんな女の傍に、父が近づく。


「まだ理性は残っているんだな」


父の言葉に女は一瞬、時が止まった様な気がした。

頬を赤く染め、快感に濡れて顔をあげて父を見上げる。
普段とは考えられない冷たい表情をした父。


父がしゃがみ、視線が近くなった。


「母さんの前で、はしたない子だ」


女は口をぽかと開けて、驚きの表情を浮かべていた。
どこか、絶望感を感じる。


「パパぁ…?なんでぇ…?」


気が付けば、ローターの振動が弱くなっていた。
だが、女は父の様子が悲しかった。

いつでも自分の味方だった父が、まるで別人になった気がした。
普段の父なら、困りながらも男を止めると想っていたのだ。

だが、そんな様子は微塵も感じられない。


男はそんな二人をただジッと見つめている。
手に持っていたコントローラーをカチカチと動かす。


「ひゃああ!あっ、らめ…っ!
 んんんん…!!」


不意に強い刺激が胎内を襲う。
何度も絶頂を迎え、絶えず刺激され続けた胎内。

同じ様な強さと言っても、女には限界だった。
外であると言うのも忘れた様に、女はその場で寝転んでしまった。
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