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ふしだらで曖昧
第4章 溺れる瞳
全身を震わせて女は絶頂を迎えた。
だが、男は手を休める事はない。


確認がしたい。
父さんは何を考えているんだ…?


片手で女の突起を弄りながら、もう片手で女の服を脱がせた。
女もそれに協力しながら、全裸になる。

露わにされた乳首に、男はしゃぶりつく。


「あひゃああぁあ!
 あぁあ!きもひいい!!

 おっぱいもっとぉぉ…!」


女は男の頭を抱え込んで、自分の胸に押しつけた。
男が乳首に歯を立てると、びくっと、大きく身体を跳ねさせた。

狭い車内には、女の喘ぎ悶える声が響く。
それをBGM代わりに、父は車を走らせた。


不意に、車が停車した。
男は女の乳首から口を離して、顔をあげた。


「ちょっと、待ってなさい」


父は、そう言うと車から出て行った。

車は地下駐車場に止まったらしい。
父は、エレベーター前で、上階のボタンを押し、待っている。

その様子を男はジッと見つめる。


「おにいさま…?」


突然、途切れた快感。
女は快感で泣き濡れた顔をあげる。

今の女には、周りが見えず、男しか映っていない。

男は懇願する女を無視して秘部に指を突っ込み、胎内に埋めたままのローターを取り出した。


「あぁん!ひゃ、ひ…っ!んんっ!」


ブルッと小さく震えると、胎内がまるで空っぽになった様な、喪失感に襲われた。
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