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ふしだらで曖昧
第5章 思惑と誘い
戸惑い、困惑したような表情の女に、男は小さく笑い、頭を撫でた。


「それはまた後で聞くよ」


女は内心ほっとした。
男から視線を外し、少し身体に力が入る事を確認すると、男と向かい合う。

女の視線は自然と、主張する様に勃起した男の股間へと向いた。


「どうした?
 もう、これが欲しくなったのか?」


男の問いに女の耳が赤くなる。
女は上目遣いで男を見上げた。


「お兄さまの、おちんちん
 舐めたいです」


男が小さく頷くと、女は嬉しそうにパクついた。

右手で根本を握り支えつつ、カリ首を吸い上げ、ゆっくり舌を這わせた。
頭上では男の甘い吐息が漏れている。


「きもひぃでふか?」


男のモノをしゃぶりながら、上目遣いで問いかけた。男は笑みを浮かべて頭を撫でる。


「嗚呼、気持ちいよ

けど、もっと上手に出来るだろ?」


男のモノを丁寧に舐め、時折吸うと、ぴくぴくと反応をし始め、先端から先走りを零し始める。
女は僅かな変化を察知し、歯を立てない様に気をつけながら、懸命に攻める。


「ん、ふ…っ」


思わず声が漏れた。
舐めるだけでなく、支えていた手を上下に動かす。

口と手で同時に攻められ、男の甘い吐息がはっきりと聞こえる様になった。
それが嬉しくて、喉奥に届くほど、男のモノを咥え込んでいた。
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