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ふしだらで曖昧
第7章 快楽の果てに
「ほら、イケよ」


耳元で囁く声。
その声に、女は首をぶるぶると横に振る。


この感覚が、絶頂?
私、お尻でイっちゃうの?


女の意識が、ここから離れようとしたとき、男は女の腰を強く掴み、強く激しく突き上げる。
女は高く声をあげ、勢いに任せて首を反った。


「ひっ、らめええ…!
 壊れるっ!壊れるううう!」


激しく擦れ合う蕾は切れ、血が滲み始めた。
それが余計に、男のものの滑りを良くする。

小さく切れたそこから、傷口が少しずつ広がり始めた。


「いや、いやあぁあ…!」


女は、激しくなる行為に恐怖を覚えていた。
涙を流しながら懇願するが、男は聞く耳を持たない。

先ほどまでは、女の身体を気遣っていた。
なのに、今はまるで、自分の欲望のみに支配されているようだった。


「あっ、ひ…っ!
 くる、なんか…っ、いやっ!」


ぞくぞくとしたものが、奥から這い上がって来た。
得体の知れない何か。

それが女の身体を支配し始めた。
女はそれを首を振って拒絶する。


「やだ、やあぁあ!」


女は身体をびくびくと震わせて、初めての絶頂を体験した。同時に男の精液が、女の腸内を犯す。

女の意識はそこで、途切れた。
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