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第9章 挫折に抱かれて

ベッドが揺れるほど激しい律動が続く

菜月の身体も男の動きに合わせて揺さぶられる

白く美しい乳房がぶるぶると激しく揺れ動き、快感とはほど遠い激しいだけの行為に身を任せる

腰を掴まれ一層最奥へ突き動かされ、苦悶に顔を歪めるも男のギラついた瞳から目を逸らさずに痛みすら受け入れていく

ガクガクと揺れる身体に比例して二人の重みと振動で軋むベッド

互いの皮膚がぶつかる乾いた音と、グシュグチュグチュと結合部から響く卑猥な水音

それらをBGMに菜月の苦しい喘ぎが吐息と共鳴して吐き出される

男の額には汗が浮かび

動きに合わせて雫が飛び、菜月の鳩尾や揺れ動く乳房へ落ちていく

菜月を向かい合わせでだき寄せ下から上へと跳ねるように突き入れると

菜月の口からは喘ぎと一緒に銀糸に光る筋も滴った

力なく揺すられる菜月はすでに意識を無くしそうだ

菜月が高い嬌声を上げベッドへぐったりと倒れた

目を閉じ、意識の無くなった菜月

それでも様々な感情で冷静では無くなった男の律動は止まずに

菜月の身体を揺らした