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青に染められて
第3章 真相と偽装
「はぁはぁ・・ここまでっ・・来たらっもうっ・・平気よねっ・はっ・はっ・・」

自宅のアパートまであと数メートルの路地で走って息の上がる呼吸を整えた

コンビニから複雑に曲がってきたこともあり彼女は安堵してアパートへと歩きだした

「おい!ひでー女だな」

「きゃあっ!変質者!?痴漢っ!?」

薄暗い明かりで浮かぶ白いシャツと見覚えのある白いスポーツバック

瞬きを二回した彼女は改めて驚く

「ひっ・・なんでいるのっ・・」

「はぁ?お前が先に行っちまったからだろ」

「や?え?意味わかんないって」

「それよりほら。やる。奢りだぞ。喜べ」

「は? ・・って・・アイス?・・」

「当たるといいな・・じゃあ帰るぞ」

「ちょっ・・ちょっと!何処に行くの!?」

アイスを食べながら、すたすたと彼女の住むアパートへ足を進んで歩く男

慌てて追いかける
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