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青に染められて
第4章 勝負と奉仕
一層けたたましい歓声が女子たちから上がった
教室の入口に頭をぶつけない様にしながら菜月を視界に捉えると
躊躇いも遠慮もなく教室に入り菜月の傍までやってきた
菜月は来ないで来ないでと脳内警鐘を鳴らしながら思った
思いは虚しく当然のように菜月の前に立ちはだかる
菜月となっちゃんと呼ばれる少女二人は長身の男を見上げる
「おいお前。野菜をかけて俺と勝負しろ。勝ったら肉までつけてやる。負けたらそれで俺に弁当つくれ」
「「え!?」」
少女二人の声が重なる
「は?菜月青くんと知り合いっ・・・てか、どういう仲なの!?」
「や・・さ・・い?・・勝負?・・肉・・お弁当!?や・・ちよっと待って!なんなのよっ!ほんとあなた意味不明っ!」
「勝負するのか?しないで尻尾巻いて逃げるか?」
勝ち誇った笑みを向ける男
「放棄、棄権も弁当な」
「や、や、ちょっとちょっちょっちょっ・横暴すぎるっ!!」
「なに?なに?菜月勝負挑まれてるの?まさか水泳勝負?」
ワクワクと状況を把握しきれないなっちゃんは楽しげに菜月と長身男を交互にみて興奮した声を上げる
「水泳勝負いいぜ。お前の得意な種目で」
「待って待って!勝手に話を加速させないで!」
「お前、食材が勝っても負けても手に入るんだぞ。勝てばいーんだよ。勝ちゃあよ・・」
絶対負ける気なんかないと言わんばかりの顔で言われ
菜月の水泳に掛けるプライドが揺すられた
「後悔・・しないでね。勝ったら肉!!しかも最上級の用意してもらうからね!」
「オー楽しみにしてる。じゃあ放課後な」
「ふん」
会話が終わる頃には周りの生徒の賭けが始まってあっという間に校内に噂が回った
教室の入口に頭をぶつけない様にしながら菜月を視界に捉えると
躊躇いも遠慮もなく教室に入り菜月の傍までやってきた
菜月は来ないで来ないでと脳内警鐘を鳴らしながら思った
思いは虚しく当然のように菜月の前に立ちはだかる
菜月となっちゃんと呼ばれる少女二人は長身の男を見上げる
「おいお前。野菜をかけて俺と勝負しろ。勝ったら肉までつけてやる。負けたらそれで俺に弁当つくれ」
「「え!?」」
少女二人の声が重なる
「は?菜月青くんと知り合いっ・・・てか、どういう仲なの!?」
「や・・さ・・い?・・勝負?・・肉・・お弁当!?や・・ちよっと待って!なんなのよっ!ほんとあなた意味不明っ!」
「勝負するのか?しないで尻尾巻いて逃げるか?」
勝ち誇った笑みを向ける男
「放棄、棄権も弁当な」
「や、や、ちょっとちょっちょっちょっ・横暴すぎるっ!!」
「なに?なに?菜月勝負挑まれてるの?まさか水泳勝負?」
ワクワクと状況を把握しきれないなっちゃんは楽しげに菜月と長身男を交互にみて興奮した声を上げる
「水泳勝負いいぜ。お前の得意な種目で」
「待って待って!勝手に話を加速させないで!」
「お前、食材が勝っても負けても手に入るんだぞ。勝てばいーんだよ。勝ちゃあよ・・」
絶対負ける気なんかないと言わんばかりの顔で言われ
菜月の水泳に掛けるプライドが揺すられた
「後悔・・しないでね。勝ったら肉!!しかも最上級の用意してもらうからね!」
「オー楽しみにしてる。じゃあ放課後な」
「ふん」
会話が終わる頃には周りの生徒の賭けが始まってあっという間に校内に噂が回った