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青に染められて
第4章 勝負と奉仕
学校についてからずーっと落ち着かなかった

いつ渡せばいいか分からないお弁当が気になってしまう


頭からあの男が離れない


「あーもー。ほんとイヤになる」

「菜月大丈夫?・・嫌がらせ受けてない?」

「へ?嫌がらせ?あー嫌がらせになるよね。ほんとイヤになる」

「あーやっぱり。靴とか服とか気を付けないと」

「へ?靴と服?・・え!?どういう意味?」

「え?え・・嫌がらせの定番な感じ?」

「どういうつもりで?まさか辱めたいから!?私あいつに恨まれる覚えないよ!?」

「あいつ?・・え・・と菜月嫌がらせにあってるのよね?」

「え・・勝負とかお弁当の話でしょ?」

「え?女子からのやっかみでしょっ?」

「「あー」」

二人の声が揃う

「やだやだ。私あいつにも女子にも恨まれるの?ほんとイヤになるっ普通に生きたいのに」

机に突っ伏して項垂れた

ふわふわの天然パーマを優しくなでて無言で慰めるなっちゃん
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