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第4章 勝負と奉仕

思い出して力強く人参を切り落とす

「ほんとむかつくっ」

着々と詰め終え

沢山貰った食材で家計は非常に助かっているが腑に落ち無い菜月の手はイライラとお弁当をつつむ


「これ・・いつ渡すのよっ」

独り言で悪態をつく

住んで２ヶ月弱のアパートはお気に入りの内装だが、昨日のように幾人にも知られすぎてしまった自宅が不安になる

もちろん登校には最適な距離だ

バイトは家族に反対されているので今まで考えもしなかったが、引越ししたくなる

写真部の話もまだ消化できずに気持ち悪い

写真がどこへ出回って誰の手にあるのかを考えると落ち着かなかった

グラビアアイドルやアイドル達が凄いと思った


はぁーっと長いため息をつくと家を後にした