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青に染められて
第5章 アイスと部屋と
「い・・行くっ・・て?」
「帰るんだろ?」
すっと起き上がる長身の男に見下ろされ
たじろぎながら頷く菜月
歩きだした後ろ姿をしぶしぶ追いかける
まだ授業中真っ只中の学校を堂々と後にする二人の男女
いつのまにか先に歩いていたはずの男と、人一人分の距離を作り無言で並んで歩く
またも立ち寄ったコンビニ
この前はダッシュで走って逃げた菜月
当たり前のように手を握られそのまま店内の涼しい明るい証明の落ちる場所へと連れられた
まっすぐアイスコーナーへ趣き、ソーダ味のアイスを二つ手に取るとレジへ向かう
小銭を出して、シールを貼ってもらうだけのアイスを一つ菜月に無言で渡す
「あ・・りがと」
照れて俯く菜月に満足そうに笑い、2人は店を出る
店の外に設置されたゴミ箱へアイスの包装をすてるとシャリシャリとアイスにかじりつく
菜月も真似した
2人でそのままアイスを食べながら歩く
菜月は以前貰ったアイスがまだ冷凍庫で眠っているのを思い出した
とくに話すことが無いのか相変わらず無言のまま
もくもくと食べ続ける2人
「お前夏合宿とかあんのかよ」
そろそろ食べ終わる男がちらりとアイスを舐める菜月をみて口を開いた
突然話しかけられた菜月は不意をつかれたような丸い目で見上げた
「帰るんだろ?」
すっと起き上がる長身の男に見下ろされ
たじろぎながら頷く菜月
歩きだした後ろ姿をしぶしぶ追いかける
まだ授業中真っ只中の学校を堂々と後にする二人の男女
いつのまにか先に歩いていたはずの男と、人一人分の距離を作り無言で並んで歩く
またも立ち寄ったコンビニ
この前はダッシュで走って逃げた菜月
当たり前のように手を握られそのまま店内の涼しい明るい証明の落ちる場所へと連れられた
まっすぐアイスコーナーへ趣き、ソーダ味のアイスを二つ手に取るとレジへ向かう
小銭を出して、シールを貼ってもらうだけのアイスを一つ菜月に無言で渡す
「あ・・りがと」
照れて俯く菜月に満足そうに笑い、2人は店を出る
店の外に設置されたゴミ箱へアイスの包装をすてるとシャリシャリとアイスにかじりつく
菜月も真似した
2人でそのままアイスを食べながら歩く
菜月は以前貰ったアイスがまだ冷凍庫で眠っているのを思い出した
とくに話すことが無いのか相変わらず無言のまま
もくもくと食べ続ける2人
「お前夏合宿とかあんのかよ」
そろそろ食べ終わる男がちらりとアイスを舐める菜月をみて口を開いた
突然話しかけられた菜月は不意をつかれたような丸い目で見上げた