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青に染められて
第5章 アイスと部屋と
「ん・・・」
深い眠りから目覚めると、隣でスヤスヤと小さく寝息を立てる男の顔があった
「・・?・・!!」
ロストバージンしてしまった経緯を一瞬で思い出す
身体の痛みはすっかり消え
清々しいほどに頭もすっきりして寝覚めがいい
口を半開きにした無防備な寝顔を見つめ
そっと男の鼻を摘んでみた
「・・く・・う・・・すー・・」
怪しく呻(うめ)くも、熟睡で寝息は続く
菜月はにやっと男の無防備な寝顔を前に顔を歪めた
張りのあるツルンとした頬を引っ張る
「・・う・・・んー・・」
「まだ寝てる」
にひひっと悪戯が楽しくなったのか小声でにやける
髪を根元から掻きあげてみたり、耳たぶを撫でて軽く引っ張ったり
引き締まった胸板を手のひらで撫でたり
「おい」
「ひっ」
菜月がさわさわと夢中でさらりとした男の裸体を撫で回していた頃
上から低い声が降りかかった
驚いて手を引っ込め、身を固くしゆっくりと声のした方へ顔をあげる
深い眠りから目覚めると、隣でスヤスヤと小さく寝息を立てる男の顔があった
「・・?・・!!」
ロストバージンしてしまった経緯を一瞬で思い出す
身体の痛みはすっかり消え
清々しいほどに頭もすっきりして寝覚めがいい
口を半開きにした無防備な寝顔を見つめ
そっと男の鼻を摘んでみた
「・・く・・う・・・すー・・」
怪しく呻(うめ)くも、熟睡で寝息は続く
菜月はにやっと男の無防備な寝顔を前に顔を歪めた
張りのあるツルンとした頬を引っ張る
「・・う・・・んー・・」
「まだ寝てる」
にひひっと悪戯が楽しくなったのか小声でにやける
髪を根元から掻きあげてみたり、耳たぶを撫でて軽く引っ張ったり
引き締まった胸板を手のひらで撫でたり
「おい」
「ひっ」
菜月がさわさわと夢中でさらりとした男の裸体を撫で回していた頃
上から低い声が降りかかった
驚いて手を引っ込め、身を固くしゆっくりと声のした方へ顔をあげる