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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
店を出て手を繋いで歩き出す。
瑠璃は時々首もとのネックレスに手をやっていた。
「さて、最後の儀式だな」
「儀式?」
「そ。瑠璃を生まれ変わらせる最後の儀式」
洋ちゃんはニヤリと笑って瑠璃の手を強く握った。
そのまま近づいてきたタクシーをとめ
行き先を告げる。
「どこにいくの?」
洋ちゃんは笑うばかりで返事をしない。
でも繋いだ手を離さない洋輔に
胸の奥がキュンとするのを感じる。
瑠璃は洋輔の胸のなかに包まれていた。
しばらく走ったタクシーは麻布の高級マンションに滑り込んだ。
低層の高級マンションは都会の中にありながら
そこだけ静かに違う時間を刻んでいる。
洋輔に促されマンションに足を踏み入れる。
「今日だけ、特別だ」
そう言って洋輔は部屋の鍵を開けた。
そこはヨーロピアンアンティークの重厚な家具たちが高級感を醸し出している。
間接照明の薄暗い室内はその雰囲気をより一層深いものにしていた。
「座ってて」
深く沈みこむソファーに座る。
ジャケットを脱いだ洋輔が隣に座り瑠璃を見つめた。
「瑠璃...
くだらねー過去なんか忘れちまえ。
本当のsexを教えてやる。
無理に応える必要はない。
瑠璃が感じて反応したかったらすればいい。
心が動いたら反応しろ。
嫌なら嫌だと拒絶してかまわない。
自分の気持ちに素直になれよ
わかったか?」
洋輔は瑠璃の髪を掬いながら
優しく囁いた。
瑠璃は小さく頷く。
「瑠璃、俺がお前の初めての男だ」
そう言って洋輔の唇が瑠璃の唇を塞いだ。
瑠璃は時々首もとのネックレスに手をやっていた。
「さて、最後の儀式だな」
「儀式?」
「そ。瑠璃を生まれ変わらせる最後の儀式」
洋ちゃんはニヤリと笑って瑠璃の手を強く握った。
そのまま近づいてきたタクシーをとめ
行き先を告げる。
「どこにいくの?」
洋ちゃんは笑うばかりで返事をしない。
でも繋いだ手を離さない洋輔に
胸の奥がキュンとするのを感じる。
瑠璃は洋輔の胸のなかに包まれていた。
しばらく走ったタクシーは麻布の高級マンションに滑り込んだ。
低層の高級マンションは都会の中にありながら
そこだけ静かに違う時間を刻んでいる。
洋輔に促されマンションに足を踏み入れる。
「今日だけ、特別だ」
そう言って洋輔は部屋の鍵を開けた。
そこはヨーロピアンアンティークの重厚な家具たちが高級感を醸し出している。
間接照明の薄暗い室内はその雰囲気をより一層深いものにしていた。
「座ってて」
深く沈みこむソファーに座る。
ジャケットを脱いだ洋輔が隣に座り瑠璃を見つめた。
「瑠璃...
くだらねー過去なんか忘れちまえ。
本当のsexを教えてやる。
無理に応える必要はない。
瑠璃が感じて反応したかったらすればいい。
心が動いたら反応しろ。
嫌なら嫌だと拒絶してかまわない。
自分の気持ちに素直になれよ
わかったか?」
洋輔は瑠璃の髪を掬いながら
優しく囁いた。
瑠璃は小さく頷く。
「瑠璃、俺がお前の初めての男だ」
そう言って洋輔の唇が瑠璃の唇を塞いだ。