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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
慌てて手すりに駆け寄り下を見ると...
彼女はアスファルトに叩きつけられていた...
何が起こったのか理解できなかった。
ビルの下では通行人が集まり始めていた。
下から俺を見上げる人間。
しぱらくするとけたたましいサイレンの音が聞こえてきた。
俺はポケットに入れていた携帯電話を取りだし
通話ボタンを押した。
「香川と申します。
先生の依頼人がビルから飛び降りました...」
携帯電話が手から滑り落ち
俺はその場に崩れ落ちた。