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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
気がつくと俺のまわりにはたくさんの警察官がいた
「事情をお聞きしたいのですが」
「俺が...殺しました」
俺はそう呟いていた。
両脇を警察官に抱えられパトカーに乗せられる。
ドラマのワンシーンのようだ。
警察の取り調べで俺はただ
「俺が殺しました」
とだけ言った。
しばらくして取調室に入ってきたのは
麗子の父親の上条弁護士だった。
「状況を話してくれ」
俺は少女が訪ねてきたこと
彼女が言ったこと
音もなく飛び降りたことを話した。
上条弁護士は一言
「そうか...」
と言っただけだった。
俺は上条弁護士に頼んだ。
「有罪にしてくれ」
と。
上条弁護士は渋い顔をしただけだった。
「事情をお聞きしたいのですが」
「俺が...殺しました」
俺はそう呟いていた。
両脇を警察官に抱えられパトカーに乗せられる。
ドラマのワンシーンのようだ。
警察の取り調べで俺はただ
「俺が殺しました」
とだけ言った。
しばらくして取調室に入ってきたのは
麗子の父親の上条弁護士だった。
「状況を話してくれ」
俺は少女が訪ねてきたこと
彼女が言ったこと
音もなく飛び降りたことを話した。
上条弁護士は一言
「そうか...」
と言っただけだった。
俺は上条弁護士に頼んだ。
「有罪にしてくれ」
と。
上条弁護士は渋い顔をしただけだった。