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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
洋輔は弁護士事務所へと繋がる扉を開けた。
廊下を抜け突き当たりの部屋の扉をノックした。
秘書が扉を開ける。
「麗子いるか?」
洋輔が部屋にはいると
「どうかした?」
麗子が書類から顔をあげた。
「シェルターの準備はできているか?」
洋輔は麗子の部屋の来客用ソファーに座りながら聞いた。
「出来ているわ」
「すぐにでも瑠璃を移したい。
美樹が動き出した」
「いつでもいいわ」
洋輔は頷くと
「こっちの準備ができたらまた知らせる」
それだけ言って立ち上がった。
「こっちも一応手を廻しておくわ。
あの家が動き出すと面倒だから」
「そうだな。
頼む」
洋輔は部屋を出て事務所に戻る。
洋輔の脳裏にはあの子がちらついて離れない。
ーアイツらも地獄へ突き落としてやる
いまだにのうのうと生きてやがって!
洋輔の目は怒りに震えていた。
廊下を抜け突き当たりの部屋の扉をノックした。
秘書が扉を開ける。
「麗子いるか?」
洋輔が部屋にはいると
「どうかした?」
麗子が書類から顔をあげた。
「シェルターの準備はできているか?」
洋輔は麗子の部屋の来客用ソファーに座りながら聞いた。
「出来ているわ」
「すぐにでも瑠璃を移したい。
美樹が動き出した」
「いつでもいいわ」
洋輔は頷くと
「こっちの準備ができたらまた知らせる」
それだけ言って立ち上がった。
「こっちも一応手を廻しておくわ。
あの家が動き出すと面倒だから」
「そうだな。
頼む」
洋輔は部屋を出て事務所に戻る。
洋輔の脳裏にはあの子がちらついて離れない。
ーアイツらも地獄へ突き落としてやる
いまだにのうのうと生きてやがって!
洋輔の目は怒りに震えていた。