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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
翌朝洋輔はなりやまない携帯に叩き起こされる。
「ん...あ もしもし?」
「もしもしじゃないわよ!
洋ちゃん、あんたいまどこにいるの!!」
電話の相手はものすごい剣幕だ。
「...箱根」
「はぁ?!
箱根ですって?!
私にはすぐにでもシェルター用意しとけって言って
昨夜 瑠璃を連れてくるって言ってたじゃない!!
なにが箱根よ!」
「はあ...
なんか温泉入りたくなってさ...」
「ふざけないで!!」
洋輔は溜め息をついて携帯を瑠璃に渡した。
「女王さまがお怒りだ」
瑠璃は恐る恐る携帯を受け取った。
「れ、麗子さん。
瑠璃です」
「瑠璃?
あなた大丈夫?」
「はい」
「洋ちゃんに襲われなかった?」
瑠璃は思わず吹き出した。
「大丈夫です。
洋ちゃんは指一本触れてもくれていません」
「そう。良かったわ。
まさか洋ちゃんが誘拐するとは思わなかったけど
襲われないうちに早く帰ってきなさいね」
「はい」
そう言って洋輔に携帯を渡す。
「洋ちゃん!
すぐに戻ってきなさい」
洋輔は返事もせずに携帯を切った。
「ん...あ もしもし?」
「もしもしじゃないわよ!
洋ちゃん、あんたいまどこにいるの!!」
電話の相手はものすごい剣幕だ。
「...箱根」
「はぁ?!
箱根ですって?!
私にはすぐにでもシェルター用意しとけって言って
昨夜 瑠璃を連れてくるって言ってたじゃない!!
なにが箱根よ!」
「はあ...
なんか温泉入りたくなってさ...」
「ふざけないで!!」
洋輔は溜め息をついて携帯を瑠璃に渡した。
「女王さまがお怒りだ」
瑠璃は恐る恐る携帯を受け取った。
「れ、麗子さん。
瑠璃です」
「瑠璃?
あなた大丈夫?」
「はい」
「洋ちゃんに襲われなかった?」
瑠璃は思わず吹き出した。
「大丈夫です。
洋ちゃんは指一本触れてもくれていません」
「そう。良かったわ。
まさか洋ちゃんが誘拐するとは思わなかったけど
襲われないうちに早く帰ってきなさいね」
「はい」
そう言って洋輔に携帯を渡す。
「洋ちゃん!
すぐに戻ってきなさい」
洋輔は返事もせずに携帯を切った。