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甘い香
第2章 いじめ対策は新たな受難の始まりで
「ここに、ホクロがあるんだ」
吸い付かれた場所から少しずらした所を、ペロリと舐める。どうやら、そこがホクロがある場所らしい。
目に入らないから、そこにあったとか…もちろん知らない。
「昨晩出会った女にも同じ場所にホクロがあってな…ふと浮かんだ疑問を確かめるべくキスマークをつけたんだが……」
そこまで言うと、先生は俺の顎を引き鼻の先と先がくっつくぐらい近付いてきた。
焦りから冷や汗が背中を伝っていく。目を反らしたいのに、反らせない。
……予想出来る。
先生が次に発する言葉で、たぶん俺は奈落の底に落とされるだろう。
「……あの女、お前だな。俺が付けたキスマークがハッキリ残ってる…我慢しないで、あのままヤッちまえばよかった」
ああ、やっぱりバレてる。
何でだ!?
叔母のメイクは完璧で、今まで知人に会っても気付かれた事は一度もない。だから安心して手伝いが出来たんだ。
それを、こうもあっさり見破られると
ヘコむ。
先生は俺の複雑な顔を見て、楽しそうに
口づけてきた。
ついばむように遊ぶキスかと思えば、一瞬で理性を奪われそうな激しいキスを、繰り返ししてくる。
ぼぅっとして、何も考えられない。
「ふっ、あぁ……んぁ」
「クスッ、良い感じに溶けてきたな」
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