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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第2章 蓮野に降る雪
 トンジュが重い息を吐いた。
「どうか泣かないで下さい。俺は別にお嬢さまを苦しめたいわけじゃない。ただ、あなたのためにすべてを棄てた俺から離れるだなんて言って欲しくない―ただそれだけなんだ。あなたさえ側にいてくれたら、俺は他には何も望まない」
 トンジュの瞳は昏(くら)かった。切迫した瞳の奥には蒼白い焔が燃えているようだ。
 サヨンは、その思いつめたような烈しいまなざしを怖いと思った。
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