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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第2章 蓮野に降る雪
「もうちょっと愉しい話をするとしましょうか」
 ふいにトンジュの声の調子がガラリと変わった。やや抑え気味だったのが少し明るくなる。
「先刻、見た氷華は、いかがでした?」
「綺麗だったわ。そんな単調な言い方で片付けてしまうのは勿体ないくらい。何て言ったら良いのか、夢の中の光景のように美しかった」
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