この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第4章 涙月
「それとも、逃げる算段でもしているのかな」
 涙が零れそうになり、サヨンは慌てて眼裏で乾かした。
「特に何も考えてなんかいないわ。ただ月を見ていただけ」
「あなたが今、見ているあの月を都の人たちも見ている、この空は漢陽まで続いているのだと懐かしんでいたのでしょう。里心でも起きましたか」
 都にいる父を思い出していたのは事実だった。真実を半ば言い当てられ、サヨンは押し黙った。
/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ