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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
 今、手前の樹が動いたように見えたのだ。いや、手前だけではない、あそこの樹もここの樹もふらふらとまるで今にも折れそうな花が風にそよぐように揺れている。
 馬鹿なと、サヨンは自分を嗤った。樹齢何百年という巨木があんな風にゆらゆらと揺れるはずがないではないか。
 その中に、今度は右側の樹の幹が人の貌に見えてくる。丁度幹が顔、四方に張り出ている緑の葉を付けた枝が手足のように見えるのだ。
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