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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
 サヨンは狭くて暗い部屋に閉じ込められた。一日中、陽もろくに差さない部屋である。以前は物置として使用していたのか、掃除もろくにしておらず、埃だらけ、挙げ句にはネズミまで走り回ってサヨンを愕かせた。
 薄暗い部屋でも、太陽の動き程度は判る。日没が過ぎて宵の口になった頃。
 サヨンは壁にもたれ、両膝を抱えて丸まっていた。つい先刻、三十半ばくらいの女中が小卓を運んできたばかりだ。小卓の上には結構なご馳走が並んでおり、漢陽で暮らしていた頃の豪勢な食事を思い出したほどだ。
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