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とあるオクサマのニチジョウ
第12章 Scene.02
 
「んぅっ…うっ……うぅんっ」

 ホテルの廊下でも、ショーツの中で暴れるローターにクリトリスを弾かれながら歩く。

 マスターは覚束ない足取りの恭子を支えながら、全てのボタンを外して剥き出しになっている胸を揉み拉き、尖った乳首を抓んでは引っ張る。

「もし、誰か部屋から出てきたら、恭子さんのイヤらしい姿………」

「んあぁっ……また…また……見られ…ちゃうぅっ
 イヤらしいおっぱいもぉ……アソコもぉ………」

 マスターの囁きに、譫言の様に言葉を吐き出す恭子。

 僅か十数分程度の移動の間に、通行人やトラックの運転手に痴態を見られた興奮が蘇る。

 興奮も快感も治まる事の無い恭子の表情は蕩けきり、口元から唾液が垂れるのも厭わずに喘ぎ続けていた。

「こりゃ……すっかり堕ちたかな………」

 快楽に陶酔しきった恭子を横目に、マスターは口角を上げて呟く。

「はあっ…あぁっ……もう……アソコ………おま…んこぉ…してぇ………」

 快楽で腰砕けになっている恭子の淫語混じりの甘い声に、恭子を支えるマスターの脚は僅かながらに速まった。

「ほら、恭子さん…此処ですよ」

 角部屋の扉を開き、恭子を連れ込んだマスターの股間は、いつも以上に膨れ上がっていた。

「今夜はタップリ…してあげますよ」

「あぁんっ……マスタぁっ……早くぅっ」

 耳元で囁き、軽く一舐めしたマスターの言葉に、恭子は甘く声を吐きながら覚束ない手つきでスカートを脱ぎ取った。
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