この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
とあるオクサマのニチジョウ
第14章 Scene.04
壁一面の棚には、見るからに如何わしい内容だと分かるパッケージのDVD。
棚に納まりきらないDVDが、カーペットを敷いた床に置かれたテーブルの上にまで積まれている。
更には、床に転がる無数のバイブやローター。
男性用のオモチャまで転がり、オモチャの総数は恭子が所持する比では無かった。
窓際には数体の女性型マネキンが置かれ、どれもが体を締め付けるようなボンデージを着用している。
胸の付け根を締め上げるように穴の開いた物から、股間にファスナーが付いた物。
殆ど紐でしかない物から、多種多様なボンデージが並んでいた。
棚の反対側の壁を見てみれば、明らかにSMに使うような鞭などが掛けられ、まるで大人のオモチャ屋のような様相を醸し出していた。
「……………」
余りの光景に言葉が出ない恭子。
それでも、胸を揉み拉かれながら異様な空間を目にして、鼻が甘く鳴り始める。
「より取り見取りですよ、恭子さん。
変態奥さんの恭子さんなら堪らないでしょ?」
「んあっ……い…イヤ………」