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とあるオクサマのニチジョウ
第3章 働くオクサマ
 
 快感と興奮に力が抜けていくのを堪える脚がガクガクと震える。

 上体が倒れるのをガラスに着いた両手で支える。

 それでも、尻からカラダ中へと広がる快感と、脳を甘く痺れさせる刺激に小刻みなカラダの震えが止まらない。

「んふぅっ…ふぅ……んはあぁっ………」

 綺麗な顔立ちに柳眉を寄せてふっくらとした唇を僅かに開き、甘く喘ぎ声を洩らす恭子。

 目元のホクロが妖艶さを増させ、マスターの興奮を昂らせていく。

「ズズッ…ズッ……はぁ…恭子…さん……レロッ…」

 白い肉感のある丸い尻に顔を埋めていたマスターの左腕が動く。

 広げられていた尻肉が閉じれば、甘美な息苦しさをマスターに与える。

 更なる興奮を昂らせながら、マスターの左腕は震え続けている恭子の左脚を撫で進む。

「んはぁっ……な、何ぃ………」

 ゾクゾクと快感が増していく恭子の間延びした声。

 いつもの口調でありながら、熱い吐息が混ざり、甘さも増している。

 そんな恭子の反応を愉しみながら、マスターの左手は太腿を撫で、膝を通り膨ら脛へと達していった。

 鼻腔に甘い恭子の香りを詰まらせたマスターの左手が恭子の足首を掴む。

「んあぁっ…こんな……はあ…あぁっ」

 脱力しかかったカラダを支えていた左脚を、マスターは強引に持ち上げる。

 ガラスに着いた両手と右脚でカラダを支えながら、体勢を変えられた恭子は熱い吐息を大きくさせた。
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