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第1章 『故郷』に還る

引き寄せられるようにキスを交わす
このまま水に溶けて
１つになれたら良いのに…

好きだよ
千里…ずっと好きだよ

「タビオ…ごめん…」

甘く濃厚なキスに
罪悪感の味がした

『…好きな人がいるんだね』

「好きなのか解らない…解らないんだけど…彼氏がいる…」

『そっか』

「でも、私…最低なんだけど、タビオとキスしたら止まらなくなるの…触れたら熱くて堪らないの…最低」