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夏の魔法
第2章 『夢幻』のような…
不思議な青年
タビオと知り合った
神田千里は自分の行動を思い返しながら
海水浴場に続く洞窟を歩いていた
(あんなの私じゃない…!)
どちらかと言えばポーカーフェイスな彼女は
今まで感情をそのまま
顔や言葉に出す事が少なかった
それなのに
タビオが目の前にいると
何故か糸がほどけるようにスルスルと
そのままの感情が言葉になって流れ出る
(あああー!もうっ!恥ずかし過ぎるっ!)
自分の行動を赤面しながら思い返してるうちに
洞窟を抜けてしまった