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夏の魔法
第2章 『夢幻』のような…
「流してやるよ」
なんて良いながらシャワーで身体を流す千里がいるバスルームに入る敦士
「…余計なとこは触らなくて良いから」
流れるお湯に紛れて
身体を撫でる敦士の手を叩く
「そう言うなって」
重なる唇を拒む理由なんてない
それなのに千里は昨日とは違う敦士とのキスを拒みそうになった
「はい、終わり」
それがタビオのせいな事は重々解っているのに
敦士に対しての罪悪感から気付かないふりをした
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