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夏の魔法
第2章 『夢幻』のような…

身体を貫く敦士がナイフのような痛みを千里に与える

(ごめん…敦士)

謝罪続ける冷たいセックス

「千里、なんかあった?」

なんとなくの違和感を敦士が口にしたのは
終わった後に千里が消えてしまいそうだったから

「別に」

「そっか、明日は休み?」

「休みだけど…出かけるー」

罪悪感はあるのに
愛もあるのに
埋められない感情に千里は泣きそうになる
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