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夏の魔法
第5章 『過去』の旅生と
イメージと言うのは割りと
その人を縛っていると思う
例えば校則違反だらけの
制服の着方をしている人が
喧嘩を売られて逃げると
廻りは勝手に『弱い』だとか『見かけ倒し』だとかガッカリする
イメージにそぐわない行動をすれば
それは『らしくない』に繋がる
『らしい』を決めるのは本人なのに
世間はそれを許さない
そう言う自分勝手な協調性の中で
私は息が出来なくなっていた
告白されて断れば
何故かキレられる
もしも、私みたいに誰とでも寝る女じゃなければ
普通の行為なのに