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第5章 『過去』の旅生と

その笑顔が
あまりにも無邪気で
この息苦しい都会の中に
爽やかな風を起こした

その風は
恋の知らない私の心をさらって行った

それから
私は服部旅生の観察を始めた

人間が出来るギリギリの事を
ボロボロになりながらやる

漫画見たいな
変な能力とかがある訳じゃなくて
人間に出来る限界をしていた

しかも
あまり上手でもない