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くちなし
第1章 始
「私への疑いを晴らす為に、洋服を調べたらいいわ。」
よく考えるといやらしい言葉にもとれる。
「な!////お嬢様…。疑ってはおりませんので…。」
私は、黒田の前に立ちはだかる。
「それじゃあ、見てくださらない?」
私は、黒田の照れた顔を見て優越感に浸る。
羽織っているものをサラリと脱ぎ捨てる。
「お、お、お嬢様!!いけません。」
「ほら。ここにはないわね?
もっと中にあるかしら?クスクスっ…」
黒田がうつむき、顔を上げない。
私は、そんな黒田の顎を持ち上げ目を見つめる。
私が私でないみたいだ。こんなにも、積極的に自ら…。
黒田の目には私が、映っている。
その目は、どこか寂しく期待しているようにも見える。
「お嬢様。」
低い響く声。
私は、ゾクゾクとした。
「お嬢様は、いつからそのような破廉恥な方になったのですか?私も男です。早く着ていただかないと…!」
私が気づいた時には黒田を抱きしめていた。
「………!!!!」
「黒田…。少しだけこのまま…。」
「……なるほど。」
何かに納得した様子だった。
「黒田?」
「あたなは、このような魅力で男を惑わす悪い女ですね。」
いつもの黒田の口調と違う。
少しこわくなった私は、パッと離れる。
「冗談よ!やりすぎたわ!」
ーグイッ!ー
唇と唇がくっつきそうなくらいに顔が近づく。
私は、恥ずかしさを感じた。
「黒田!なに?!////」
「何とは?貴女から誘ってきたのでしょう?
この…香り…。まるでくちなしの花のようだな。
貴女自身から香っていたのですね。
悪い香りだ。この白い肌も唇も声も、全部俺を惑わす。
やはり…本当だったのですね…。」
黒田の言っていることがわからなかった。
理解できない。ただ、ぼんやり聞いているしかなかった。
「ただ…貴女が、もう少し熟すまで…俺は待ってる。
その時は、貴女が望ようなことをしてやりますよ。」
よく考えるといやらしい言葉にもとれる。
「な!////お嬢様…。疑ってはおりませんので…。」
私は、黒田の前に立ちはだかる。
「それじゃあ、見てくださらない?」
私は、黒田の照れた顔を見て優越感に浸る。
羽織っているものをサラリと脱ぎ捨てる。
「お、お、お嬢様!!いけません。」
「ほら。ここにはないわね?
もっと中にあるかしら?クスクスっ…」
黒田がうつむき、顔を上げない。
私は、そんな黒田の顎を持ち上げ目を見つめる。
私が私でないみたいだ。こんなにも、積極的に自ら…。
黒田の目には私が、映っている。
その目は、どこか寂しく期待しているようにも見える。
「お嬢様。」
低い響く声。
私は、ゾクゾクとした。
「お嬢様は、いつからそのような破廉恥な方になったのですか?私も男です。早く着ていただかないと…!」
私が気づいた時には黒田を抱きしめていた。
「………!!!!」
「黒田…。少しだけこのまま…。」
「……なるほど。」
何かに納得した様子だった。
「黒田?」
「あたなは、このような魅力で男を惑わす悪い女ですね。」
いつもの黒田の口調と違う。
少しこわくなった私は、パッと離れる。
「冗談よ!やりすぎたわ!」
ーグイッ!ー
唇と唇がくっつきそうなくらいに顔が近づく。
私は、恥ずかしさを感じた。
「黒田!なに?!////」
「何とは?貴女から誘ってきたのでしょう?
この…香り…。まるでくちなしの花のようだな。
貴女自身から香っていたのですね。
悪い香りだ。この白い肌も唇も声も、全部俺を惑わす。
やはり…本当だったのですね…。」
黒田の言っていることがわからなかった。
理解できない。ただ、ぼんやり聞いているしかなかった。
「ただ…貴女が、もう少し熟すまで…俺は待ってる。
その時は、貴女が望ようなことをしてやりますよ。」