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くちなし
第6章 偶
翌朝目が覚めると昴の寝顔が間近にある。
「すーっすー…。んん…。」
子どものような寝顔はかわいい。
「昴くん?朝だよ?」
「んー。眠い…。」
「ダメダメ!起きて?アルバイトだよー?」
「お昼からだからぁ…もう少し…ここにいる…。」
昴の髪の毛を触り撫でる。
フワフワしてて気持ちいい。
「雅ちゃんのにおいー。いいにおいー…。」
「ちょっと!」
私の胸元に顔をうずめ、眠ってしまう。
「あー…昴くん…。」
昴の寝息が部屋に響く。
ーガチャ!!ー
「おっはよーーー!!起きてー!!みや…び…。」
「ひかる!!」
ひかるは口を押さえ、目を見開いている。ただでさえ、大きい目が、落ちそうだった。
「あーっと!私見なかったことにした方がいいかな??」
愛想笑いを浮かべるが、顔が引きつっている。
「ひかる!後で説明させて!お願い!」
「うう、うん!わかった!それじゃ…。」
「ひかるちゃん。おはよぉ。説明なんて必要ないでしょ?こういうこと。」
しらっと言う昴に、更に驚く。
「あー。えーっと…わかった!わかったよ!
11時に出発するからね!…ではー!」
ーバタン!ー
「あー…昴くん…完全にひかる勘違いしてるよ…?」
「んふふ!いいじゃん!勘違いさせておいてよぉ。」
「けど…。」
「けどなぁに?」
「…なんでもない。」
ードサッー
「雅ちゃん。この旅行中だけ、僕のこと好きになって?
僕もそうする。」
「それは、できない…よ。」
「じゃあ、僕が好きになる。もう、好きだけど?ふふ!」
「え…旅行中だけ?」
「もちろんだよ?僕は、普段の生活に戻っても好きだったら雅ちゃんに迷惑かけちゃうからさぁー!」
ーちゅっー
「昴くん…好きになっちゃダメ。今までと同じこと繰り返しちゃ…いけない…。」
キスをする唇が止まる。
「ん…。そうだね。けど好きなんだよ。雅ちゃんが。」
「すーっすー…。んん…。」
子どものような寝顔はかわいい。
「昴くん?朝だよ?」
「んー。眠い…。」
「ダメダメ!起きて?アルバイトだよー?」
「お昼からだからぁ…もう少し…ここにいる…。」
昴の髪の毛を触り撫でる。
フワフワしてて気持ちいい。
「雅ちゃんのにおいー。いいにおいー…。」
「ちょっと!」
私の胸元に顔をうずめ、眠ってしまう。
「あー…昴くん…。」
昴の寝息が部屋に響く。
ーガチャ!!ー
「おっはよーーー!!起きてー!!みや…び…。」
「ひかる!!」
ひかるは口を押さえ、目を見開いている。ただでさえ、大きい目が、落ちそうだった。
「あーっと!私見なかったことにした方がいいかな??」
愛想笑いを浮かべるが、顔が引きつっている。
「ひかる!後で説明させて!お願い!」
「うう、うん!わかった!それじゃ…。」
「ひかるちゃん。おはよぉ。説明なんて必要ないでしょ?こういうこと。」
しらっと言う昴に、更に驚く。
「あー。えーっと…わかった!わかったよ!
11時に出発するからね!…ではー!」
ーバタン!ー
「あー…昴くん…完全にひかる勘違いしてるよ…?」
「んふふ!いいじゃん!勘違いさせておいてよぉ。」
「けど…。」
「けどなぁに?」
「…なんでもない。」
ードサッー
「雅ちゃん。この旅行中だけ、僕のこと好きになって?
僕もそうする。」
「それは、できない…よ。」
「じゃあ、僕が好きになる。もう、好きだけど?ふふ!」
「え…旅行中だけ?」
「もちろんだよ?僕は、普段の生活に戻っても好きだったら雅ちゃんに迷惑かけちゃうからさぁー!」
ーちゅっー
「昴くん…好きになっちゃダメ。今までと同じこと繰り返しちゃ…いけない…。」
キスをする唇が止まる。
「ん…。そうだね。けど好きなんだよ。雅ちゃんが。」