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くちなし
第8章 代
こんなに愛おしく思う人が、目の前で眠っている。
この時間が、ずっと続けばいいのに。
気持ちを手に入れられても、所詮兄弟。
永遠に苦しむことになる。
「んん……。」
寝返りをうつ彼女を見ると、太ももがチラリと見える。
白いこの肌に思わず触れたくなる。
指先が雅の髪をすく。
色素の薄い髪は、日に当たるとキラキラと光るようだ。
「雅…綺麗だ。」
とめどなく溢れる気持ちを抑えられずにいる。
ーちゅー
額にキスを落とす。
自分でも制止できなくなりそうで、怖い。
彼女を壊してしまうのではないかと。
首筋を滑り鎖骨を撫でる。
「…んっ…。」
「黒田の代わりでも僕はいいよ。」
夢の中にいる彼女へそう話す。
「…ん…お兄様…??」
彼女が起きていることを知っていながら、鎖骨に唇をはわし、耳元へ向かう。
「っ!!…っん!」
「クスクス…雅は、敏感だね?…かわいいよ。」
ーちゅ…ちゅっー
「悠…っ…。んん!もっと…。」
雅は、悠の髪を触り受け入れるように身体を動かす。
「雅?僕を誘ってるのかい?」
「ん…悠…。私…心が寂しい…。」
「……僕は、黒田の代わりでもいいんだよ。」
「え……?」
驚いたような顔をする悠。
昴は、駄目と言ったが、悠はいいと言う。
どちらが優しさなのだろうか。
私は、わからない。
ーちゅ…っくち…ー
「んっ……ふっ…。」
深いキスする。
「こんなキスをして、やっぱり僕を誘ってるね?
クスクス…もう僕にどんなことをされても文句は言えないよ…?」
「どんなこと…って…例えば…?」
「クスクス…興味があるかい?身体で教えるよ。
どんな淫らなことでも…僕と一緒に溺れようか。」
悠のいやらしい、熱っぽい視線に動けなくなる。
この時間が、ずっと続けばいいのに。
気持ちを手に入れられても、所詮兄弟。
永遠に苦しむことになる。
「んん……。」
寝返りをうつ彼女を見ると、太ももがチラリと見える。
白いこの肌に思わず触れたくなる。
指先が雅の髪をすく。
色素の薄い髪は、日に当たるとキラキラと光るようだ。
「雅…綺麗だ。」
とめどなく溢れる気持ちを抑えられずにいる。
ーちゅー
額にキスを落とす。
自分でも制止できなくなりそうで、怖い。
彼女を壊してしまうのではないかと。
首筋を滑り鎖骨を撫でる。
「…んっ…。」
「黒田の代わりでも僕はいいよ。」
夢の中にいる彼女へそう話す。
「…ん…お兄様…??」
彼女が起きていることを知っていながら、鎖骨に唇をはわし、耳元へ向かう。
「っ!!…っん!」
「クスクス…雅は、敏感だね?…かわいいよ。」
ーちゅ…ちゅっー
「悠…っ…。んん!もっと…。」
雅は、悠の髪を触り受け入れるように身体を動かす。
「雅?僕を誘ってるのかい?」
「ん…悠…。私…心が寂しい…。」
「……僕は、黒田の代わりでもいいんだよ。」
「え……?」
驚いたような顔をする悠。
昴は、駄目と言ったが、悠はいいと言う。
どちらが優しさなのだろうか。
私は、わからない。
ーちゅ…っくち…ー
「んっ……ふっ…。」
深いキスする。
「こんなキスをして、やっぱり僕を誘ってるね?
クスクス…もう僕にどんなことをされても文句は言えないよ…?」
「どんなこと…って…例えば…?」
「クスクス…興味があるかい?身体で教えるよ。
どんな淫らなことでも…僕と一緒に溺れようか。」
悠のいやらしい、熱っぽい視線に動けなくなる。