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幕末タイムスリップ
第6章 斉藤一と華
「ここにいる。・・・また一人になって泣かれても困るしな」
「はい?」
聞き取れなかった華はもう一度聞き直そうとしたものの、斉藤はそれ以降何も話してくれなくなった
沈黙が続くと気を使ってくれたのか斉藤が華に話しかける
「お前の時代では、武士は誇りを持っているのか?」
(そっか・・・私の時代にもまだ武士がいると思ってるんだ・・・)
「いえ、明治と言う時代に武士の多くは士族となり、旧武士の身分は消滅しました。」
斉藤は明治や士族の言葉にはてなを浮かべたが、消滅したという言葉を聞いて心底がっかりしていた
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