この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
目が覚めたら。
第7章 鬼畜帝王が暴走しました。
ハル兄の熱さが、その力強さが、あたしの理性を掻き乱す。
演技なのか本気なのか、もうどうでもよくなっていた。
ハル兄の熱でのぼせていた。
もう十分のはずなのに、もっとハル兄の熱が欲しい。
もっと荒々しくあたしを奪って貰いたい。
それは、葉山静流としてのメスの本能。
食らわれたいと願う、服従の愛。
ハル兄が……欲しい。
ハル兄と、もっと密着したい。
あたしはハル兄の片足を挟むようにして、秘部を擦りつけた。
動物のような、求愛行動のように――。
それに応えるようにして、強く抱擁したままハル兄が体勢を変え、横向きになった。
もっとよく触れあえるような体勢で、いつの間にか……ずり落ちていたズボンを足で取り去っていたハル兄もまた、あたしのスカートを捲り上げるようにして、互いの熱い素足の感触を感じながら、秘部を擦りつけあい、腰を動かしあい……淫らに蠢き合った。
「シズ……口を開けろ」
はぁはぁ熱に浮かされているような荒い息に乗せて、ハル兄が耳もとで囁き、耳の穴に舌をねじ込ませてきた。
「あっ……」
ぬるりとした感触に思わず声を上げた瞬間を見計らい、半開きになった唇を割って、口腔内に強引に奥まで捻じいれられる舌。
「んん……」
ハル兄とあたしの鼻にかかった声が同時に漏れる。
淫らな音を立てながら、激しく絡み合うふたつの舌。
この質量感は、まるであたしのナカに挿入した時のハル兄のモノのようで、昂奮にぞくぞくした。
ああ……止まらない。
もっと絡み合わせたくてたまらないよ。
ああ、気持ちよくてまたイッちゃいそうだよ。
ハル兄――っ。