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目が覚めたら。
第3章 変態王子様は×××でした。
ナツがもどかしそうにドアを開け(カードキーなんてびっくり!)、雪崩れ込むようにして室内に入れば、ナツはあたしを壁に押しつけるようにして、また烈しいキスをしかけてくる。
「んっ……しーちゃ…っ、服……脱がすよ……」
"しーちゃん"に呼び方を戻したナツは、あたしの返答も聞かないまま、前開きのボタンを開けている。
「面倒……臭いっ、チャックに……すればよかった……」
苛立つナツの後頭部を、絡めた手で撫でてあげれば、ナツはあたしの舌に烈しく絡みついて、嬉しいとばかりに……舌を攻め立てる。
ああ、もうどこもかしこもとろとろだ。
「あ……ぁっ、取れた……」
欲に潤んだあたしの視界には、男の艶を放つ肉食獣が……剥き出しにしたばかりのあたしの胸にかぶりつく。
下着越し、歯を立てながら胸を貪るナツを見るのは、倒錯的だった。
やがてナツの手がブラを押し上げるようにして、乳房を露わにさせると、
「しーちゃん、僕が……一生懸命、大きくしたんだからね……っ」
……詳しく聞かない方がいい。
「んんっ……こんなになって、可愛い、んんっ」
ちゅぱちゅぱと音をたてて、吸い立てられる胸の蕾。
「あぁぁぁんっ、ナツ……んっ、あぁ……っ」
「もっと……もっと啼いて?」
微かな刺激で過剰反応してしまう程、もう蕾はかなり硬く勃っていたようで、そこを吸われてころころと舌で転がされ、あたしの視界には白い閃光がちかちかと飛んだ。
今まで、胸を触られても痛かった。気持ちいいと感じることがあっても、それは十分に体が快感に馴染んできた時からで。
ああ、体が変化しているからなのか。
それともナツが異常にうまいのか。