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目が覚めたら。
第3章 変態王子様は×××でした。
「ナツ……あっ、あっ……ナツ、お風呂、ああっ、んんんっ、お風呂……」

「そのままがいい……。しーちゃん、そのままの甘い匂いが……たまらないっ」

「12年だよ……?」

「僕が、隅から隅まで拭いてたし。シタは看護師さんがやっちゃったけど」

少し安心した。

「しーちゃん、気づかないようだけど、甘い匂いがすごくて、クラクラする。僕、しーちゃんの強烈なメスの匂い嗅ぎたかったのに。12年間の体臭、クンクンしたかったのに。甘すぎて、あぁ……舐め尽くしたい」

「……変態っ……」

「しーちゃん限定でね……んんっ、ねぇ、すごくおいしい。しーちゃん、嬉しいよ……。いつも、啼いてくれなかったから……僕寂しかった」


 ……いつもなにをしていたのか、聞くまい。


 まるで赤ちゃんのように一心不乱に、左右の蕾に吸い付くナツ。口淫がなされない蕾は、くねくねと指で捏ねられ、息をつく暇がない。

 だけど嬉しそうに胸を愛撫するナツの懸命さが可愛くて、ミルクティー色の柔らかな髪の毛に指を通して、喘ぎながらナツを抱きしめる。

「しーちゃん、ねぇ、ここは……?」


 ビリビリ。


 この音は、ストッキングが破けた音。


 可愛いふりして、やることはえげつない。


「あああっ、ナツ……あ……っ」


 ナツが既に潤っていた部分を下着越しに触った。


「しーちゃん、凄いよ? 聞こえた? ぬちゃって言った」


 嬉しそうに、変態王子様は妖艶な目であたしを見上げる。


「しーちゃん、いやらしい子だったんだね」


 そう言いながら、ナツは下着の上から指でぐにぐにと押してくる。

 そのたびに粘りある音が響くのが恥ずかしい。

 
 やがてもどかしい疼きが――


「うわ、ぐちょぐちょ」


 下着の横から直に触れてきたナツの指に、輪郭を持った。

 ナツの指は、静かにぬかるむソコをかき混ぜる。


「あっ、あぁぁっ、ナツ、ナ……あっ」

「ん……可愛い。ああ、しーちゃん、すっごい可愛い」


 まるで喘いでいるのはナツかのように、ナツは乱れた息をしたかと思うと、突如身を屈めスカートの中に潜り……濡れすぎて最早役に立たないだろう下着を、ストッキング共々足首まで下ろした。


 そして――秘部に掛かる生温かい息。
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