この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第3章 変態王子様は×××でした。
 

「しーちゃん、ベッドに行こ……? ベッドで愛し合お……?」


 情欲に掠れた声は、まるで懇願のようで、……誘惑のようで。

 あたしの頬に、自分の頬をつけてすりすりするナツは、あたしを両腕に抱えてお姫様だっこをする。そして運ばれたのはベッドの上。

 ちゃっかりダブルを予約したのか。


 そしてナツは、あたしの目の前で服を脱いでいく。

 だからどうしてコイツは、こう挑発的な眼差しを向けたまま、誘うような空気を醸し出せるのだろう。

 これは相当、女慣れしていないと出て来ない。

 皮肉気に詰るべきなのか、あたしのための修行によく頑張ったと褒めるべきか、非常に悩むところだけれど。



 誘われる度に、あたしの体の中にカチリとスイッチが入る音がする。

 もう何度カチカチ音がするのか。

 どこまでスイッチがあるのか。


 その度に、ナツを渇望していくあたしは、ナツへの愛しさを募らせる。

 虐めたい。

 あたしは、可愛いナツを食べたい――。



「……ナツ、随分もってるね?」


 はちきれそうな股間を冷静に指さすあたし。笑えるくらいの余裕は、昔のあたしに持ち得ぬもので。

 そうさせているのは29歳という年増女の余裕なのか、相手がナツだからリラックスしているのか、それともあたし自身が、こうしたことに関して変わってしまっているのか。……淫魔とやらの影響に。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ