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目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
「御堂、お前あのマニアックな"cherry girls"社のグッズ使用はやめろよ。俺でも使わねぇぞ? あれは女の自己満を満足させるための、男奉仕を徹底させるために作られた、女尊男卑の洗脳アイテムだぞ!?」
「ぎゃああああ。なに見てるのよ、トップシークレットを!! ようやくコネ使って手に入れた、あの素晴らしきアイテムの数々を!!」
どんなものだろう?
「シズルちゃんもしてみたい? 夕子がよがりまくるあの……」
「シズを派手にイカせられるのは、俺様のイチモツだけだ」
「――ぶほっ」
思わず口に含んでいたミルクティーを吹き出した。
「ED野郎がなにを言う。ははは、文句あるならフル勃起してみせろよ」
「おほほほほ。ED!? あんたEDなの!? ほほほほほ」
ああ、帝王様ご立腹。
「黙れ、俺様のモノは既に発射準備に入っている。あとは発射までの燃料と、発射するに相応しい環境(ロケーション)確保だ」
ハル兄……黙っていようよ。
なんだか痛すぎて、あたしの方が居たたまれない。
他人のフリしていいですか?
「ほう、再勃起記念にこの部屋を選んだワケか。中々ロマンチストだな。真っ白い液飛び散らせて、勢いよく発射できればいいな」
言っていることはロマンに満ちていないよ、ニャン吉。
ああ、類友だよ、キミタチ。
「無論、そうなることを誰よりも切望しているのは、そこにいるシズだ。子宮をきゅうきゅう鳴らして、俺の発射を待っている。そうだよな、シズ」
なんでそんな妖艶な眼差しで、あたしに矛先向けるの?
おうちに帰りたい……。