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目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
夕子さんの質問に答えるように、ハル兄がなぜここにあたしが居るのかその理由を話した。淫魔ということはあえて触れずに。
「シズルちゃんを狙う、悪の組織!? それならこの部屋、暫く貸すわ。ここなら安全だから」
悪の組織――。
なんだろう、今仮面ラ○ダーのショッ○ーを思い出したのだけれど。
ちなみに夕子さんより年上が判明したあたしだが、"シズルちゃん"&"夕子さん"という関係の友情が成立した。
「そんな組織、私がぶちのめしてやるわ。かかってこい、オラァ」
元ヤンの血が騒ぐのか、夕子さんは正義に燃えた熱いひとらしい。
美しい顔と言葉がまったく合っていない。
消されてもなおも強固にタバコに火をつけようとするハル兄。当然再び火を消した夕子さんに、睨み付けるようにして言った。
「相手ぶちのめす前に、まず掃除しろ。前には、ベッドの上にいろんな卑猥なアイテム広がってたぞ。片付けが出来ねぇガキか? しかもいろんなベッタベタな汁に満ちて、汚ねぇったらありゃしねぇ。どこぞのスカトロプレイご満悦して放置してたんだ。あの寝室は絶対俺、足を踏みいれたくねぇ」
「ぎゃああああ!! 足を踏み入れたくないのに、見てたの、あんた!!」
「夕子…。だからすぐに掃除しようよ……」
「掃除はあんたの役目でしょう!? あたし汚いの触るの嫌い!!」
どんなものだったんだろう……。
ハル兄は至って平然としている。ただ嫌悪感は顔に浮かべている。
「じゃあ、もうあんなプレイすんなよ」
「あんたに人の趣向をとやかく言われたかないわ!!」
……うん。人の趣向にとやかく言うつもりはないにしても、ニャン吉は将来尻に敷かれるな、間違いなく。
「シズルちゃんを狙う、悪の組織!? それならこの部屋、暫く貸すわ。ここなら安全だから」
悪の組織――。
なんだろう、今仮面ラ○ダーのショッ○ーを思い出したのだけれど。
ちなみに夕子さんより年上が判明したあたしだが、"シズルちゃん"&"夕子さん"という関係の友情が成立した。
「そんな組織、私がぶちのめしてやるわ。かかってこい、オラァ」
元ヤンの血が騒ぐのか、夕子さんは正義に燃えた熱いひとらしい。
美しい顔と言葉がまったく合っていない。
消されてもなおも強固にタバコに火をつけようとするハル兄。当然再び火を消した夕子さんに、睨み付けるようにして言った。
「相手ぶちのめす前に、まず掃除しろ。前には、ベッドの上にいろんな卑猥なアイテム広がってたぞ。片付けが出来ねぇガキか? しかもいろんなベッタベタな汁に満ちて、汚ねぇったらありゃしねぇ。どこぞのスカトロプレイご満悦して放置してたんだ。あの寝室は絶対俺、足を踏みいれたくねぇ」
「ぎゃああああ!! 足を踏み入れたくないのに、見てたの、あんた!!」
「夕子…。だからすぐに掃除しようよ……」
「掃除はあんたの役目でしょう!? あたし汚いの触るの嫌い!!」
どんなものだったんだろう……。
ハル兄は至って平然としている。ただ嫌悪感は顔に浮かべている。
「じゃあ、もうあんなプレイすんなよ」
「あんたに人の趣向をとやかく言われたかないわ!!」
……うん。人の趣向にとやかく言うつもりはないにしても、ニャン吉は将来尻に敷かれるな、間違いなく。