この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
 夕子さんの質問に答えるように、ハル兄がなぜここにあたしが居るのかその理由を話した。淫魔ということはあえて触れずに。


「シズルちゃんを狙う、悪の組織!? それならこの部屋、暫く貸すわ。ここなら安全だから」


 悪の組織――。

 なんだろう、今仮面ラ○ダーのショッ○ーを思い出したのだけれど。


 ちなみに夕子さんより年上が判明したあたしだが、"シズルちゃん"&"夕子さん"という関係の友情が成立した。


「そんな組織、私がぶちのめしてやるわ。かかってこい、オラァ」


 元ヤンの血が騒ぐのか、夕子さんは正義に燃えた熱いひとらしい。

 美しい顔と言葉がまったく合っていない。


 消されてもなおも強固にタバコに火をつけようとするハル兄。当然再び火を消した夕子さんに、睨み付けるようにして言った。


「相手ぶちのめす前に、まず掃除しろ。前には、ベッドの上にいろんな卑猥なアイテム広がってたぞ。片付けが出来ねぇガキか? しかもいろんなベッタベタな汁に満ちて、汚ねぇったらありゃしねぇ。どこぞのスカトロプレイご満悦して放置してたんだ。あの寝室は絶対俺、足を踏みいれたくねぇ」


「ぎゃああああ!! 足を踏み入れたくないのに、見てたの、あんた!!」

「夕子…。だからすぐに掃除しようよ……」

「掃除はあんたの役目でしょう!? あたし汚いの触るの嫌い!!」


 どんなものだったんだろう……。


 ハル兄は至って平然としている。ただ嫌悪感は顔に浮かべている。


「じゃあ、もうあんなプレイすんなよ」

「あんたに人の趣向をとやかく言われたかないわ!!」


 ……うん。人の趣向にとやかく言うつもりはないにしても、ニャン吉は将来尻に敷かれるな、間違いなく。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ