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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
//SPEC
◆・名前>佐倉桃(19)
◆・血液型>A
◆・誕生日>10月25日
◆・身長>178cm
◆・職業>大学生
◆・大学名>大都大学経済学部
◆・趣味>玩具作り 機械弄り
◆・自慢>高IQ 親友とその兄
親友のために開発中の触れずして女をイカせる玩具
◆・好きなタイプ>触れても気持ち悪くならない女
◆・嫌いなタイプ>女全般
◆・好きな言葉>縁の下の力持ち
◆・嫌いな言葉>無能
Q.今一番興味あることはなんですか?
「大金稼ぎ。とにかく金が欲しいから、働いている」
Q.それはなんで?
「企業秘密」
Q.親友との思い出を語って下さい。
「10年前、俺は丁度事故で入院していた姉の見舞いに東大付属病院に行った時、自閉症かつ気鬱気味のナツとぶつかったのが出会いだ。それ以来、見舞いがてら会うようになって。今思えば、"あのひと"の見舞いだったんだろう、俺には見舞せてくれなかったけれど。あいつの太った姿、その色黒さといい気怠そうにしている様子といい、なんだか病的に思えて、腎臓かなにか悪くてむくんでいるんじゃないかと笑っていったのを、兄のハルさんに伝えたらしい。医学生だったハルさんが慌ててナツの検査をしたら、重度の小児腎臓病(=ネフローゼ)だったらしく。腎移植をしたらむくみがとれて美少年になった」
Q.よく病気を見抜けましたね。
「ナツと出会う前、暇で医学書を読んでいたから。だけど俺としては本気ではない笑い話だったんだ。ちょっとナツに、知識あるところを自慢したかったというか。それを正直に話したのに、ハルさんからも頭下げられて。あの時は本当に居たたまれなかった。とにかくもナツは完璧に病気を克服して、完全健康体。小学校は違ったけれど、中学からはずっと一緒の親友だ」
Q.今後についてひとこと。
「目立たせないでくれ。頼むから、俺にとって佐伯兄弟は特別なんだ。彼らを敵にしたくないんだよ。え? あのひとのことはいいのかって? ……仕方が無いだろう? 俺がどんなに求めても……あのひとは……。なんであの兄弟の想い人が、あのひとなんだよ……。そうでなければ俺は……」