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目が覚めたら。
第4章 鬼畜帝王は×××でした。
 

「……まぁ、お前をイカせて消えずにすむ方法は、俺様のテクさえあればなんとかなるといっちゃな……お前なにしてんだっ!! 至上最悪の……このアホタレがっ!!」


 それは床に残っていた、ワンカップ。

 ハル兄は500mlの缶ビールと一緒に、ワンカップも買っていたらしいこと、そしてワンカップは割れずに済んでいたことに気づいたあたしは、見向きもされない腹いせにワンカップを開けて飲んだのだ。


 そう、ヤケ飲みだ。

 
 三分の一ほど一気のみした直後に、ハル兄にひったくられたワンカップ。

 途端に体の中が焼け付くような熱さを感じた。


「うぇっ……なにこれ……」


 『これぞ漢(オトコ)の生き様!

 ※最高の辛さなので、一気飲みは厳禁』


 そんなラベルが見えた。


 取り上げたカップの中に、慌てたらしいハル兄のタバコが落ちた。


 ボッ。


 瓶の中、炎が盛大となる。


 なにこれ、どれほどのアルコール度なんだよ!!


 どくんっ。


 いきなり来た、過去最大の"どくん"。


 今度脈動したのは心臓ではなく、


「ぁぁんっ!!」


 子宮だった。




 どくん。



「やぁぁぁんっ、なに、あああんっ」



 ざわざわとした快感が一気に成り上がるのに、頂点間近でふっと消える。

 それが何度も繰り返される。


「あああんっ、あああっ」



 拷問だ。

 拷問過ぎる。



 どくん。


「はっ、はっ、はぁぁんっ」



 すり寄せたあたしの太腿に、糸をひく淫らな液が垂れているのを感じる。

 止まらない。


 体の渇望が止まってくれない。



 どくん。



 切ないよ。

 苦しいよ。


 助けて。

 助けてよ。




 どくん。



 
 "ふふふふふふ"


 あたしが、消えてなくなっちゃいそうだ。



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