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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
ごめんねと言おうとしたあたしは、抜け目なくすっとショーツの中に潜り込んだナツの両手で、尻たぶを両手で揉み込まれ、さらには尻の下に下げられたショーツを細めて後ろにきゅっと引かれ、尻の間に食い込むかというくらいの細い形状で前後に動かされて。
「ぁぁあああああ……っ」
潤っている花弁を毟り、直に割り込んで来た……そんな刺激が、もどかしい熱をもっていたそこに刻まれて。
「しーちゃん、突きだした腰が揺れてるよ? 気持ちいいの?」
声にならないくらいに気持ちいいんだ。
思わずナツの胸板に頬をすり寄せながら、甘い快感を口に出さないように耐えていると、ナツがあたしの頭を優しく撫でた。
「可愛いね……。しーちゃん。僕の胸の中でそんなに喘ぐなんて……。ああ、たまらない……」
いつぞやの大学講義中でのお戯れを思い出しながらも、動かされる度にねちゃねちゃと聞こえるこの音が、あたしが今どんな状態なのかを告げているようで、……案の定ナツはあたしに囁く。
「すごいね、トイレでここが一番濡れちゃったの…?」
ありえないことをわかっていながら、わざと。
背中を叩いたことに対する仕返しなのかも知れない。
だから睨んでやったのだが、快感を耐えていたあたしの目は思った以上に潤んでいたらしく、睥睨の効果はなかったらしい。
「じっくり可愛がってあげるね。あ、洗ってあげるの間違いだね。ちゃんと洗って上げるからね、念入りに隅々まで。しーちゃんのきゅうきゅうとしてる狭い中もきっちりと」
ナツの指がつつつと降りて来て、びくりと身体が震えたのだが、なぜか肛門の手前で止まる。その先の部分が触れられたいとさざめいているのだが、そんなこと言えるはずもない。
「ここ……しーちゃんはハジメテなんだよね?」
こことは、話題のところだ。
ナツに挿れようとしている場所だ。
「ここだったら、僕がハジメテの……」